4名の参加千葉国際水泳場でFIAの大会が、昨日、今日と行われました。コーチは、早朝から会場入りしたあと、今日の3レースを終えて、16時過ぎからのKPSの練習会に駆けつけてくれました。今日の練習会のメニューは、いつもの3分の1の1100m。大会参加者のダウンも兼ねた練習会を予定していたためです。
ところが、実際には、レース後、千葉からKPS練習会に移動するのは大変だということになり、本日の大会参加者は、KPS練習会には参加しませんでした。そこで、4名という、少人数となりましたが、そのために、2時間たっぷり、パーソナル指導に近い、行き届いた練習会となりました。
いつもと異なり、はじめのキック、プル、スイムのアップ300から、コーチが一人一人にぴったりついて、指導が始まりました。コーチは、昨日、今日と、6レースをこなしましたが、疲れも見せずに、プールサイドを歩きながら、指導に当たりました。パーソナル指導の中身は、例えばこんな感じです。
Tさん:ブレ
キックのピッチが早い。キックのあと、両脚のくるぶしがピッタリと合うまで、しっかりと伸ばし切る。両腕の抱え込みの幅が小さいので、もう少し大きく左右に開く。上体の体重移動はできているので、上下動を抑えて、腰を水面の高さでキープするように。抱え込みからひきつけ、リカバリーは、素早くて良い。小さく、早く、の泳ぎにならないように。プルは、肩幅まで開いてから、ひきつけること。
Yさん:ブレ
キックのあとに腰が下がらないように。腹筋を入れ、腰を固定して、腰の位置を高く。背中で上体を前に押すことで、腰からたおすことができる。両足首のひきつけをもっと強く。沢山の水を抱えてキックすることで推進力が増す。頭と腰を水面で一直線に。飛び込みなしで21秒はよろしい。50m39秒台を目指していける。
Sさん:クロール
ディセンディングのペース配分をしっかりと。キックでは、頭を左右に振らないこと。顎を下げて、頭の位置とビート版の位置を水面でそろえて、頭と腰を固定してキックすること。キャッチの正確さをあげること!スイムでは29秒をだそう。
Nさん:クロール
プルはとても良い。キック、プルとも、指導通りに上手にできている。飛び込みなしで33秒はよろしい。あと、できる事は、プッシュの領域を増やしていくこと。パドルを使って、地道なトレーニングを重ねる事。
Sさん:バッタ
キックは、腰からでなく、胸を支点にして、しなやかに。水中で、下向きのキックをもっと深くすれば、前に進みやすくなる。
続いて、プルの難しい練習を行いました。やり方はこうです。
キックで体を支えて沈まないようにしながら、両肩をローリングさせて、仰向けでゆっくりとプルで泳ぐ。右肩をローリングであげる。肘を高くあげる。肘を高い位置でホールドしたまま、肘から指先までをゆっくりと頭の上まで伸ばし、親指から入水。
ローリングで左肩が上がるので、左肘を高く上げる。右手は水中をかきながら、左肘を高くホールドしたまま、上記の動き。ゆったりとスムーズな流れになるように、練習しました。
パーソナル指導に溢れるキックとプルの時間のあとは、ディセンディングと、ハードで、タイム測定。一人一人に目標タイムが告げられ、達成した人は、コーチがジュースをおごってくれるという、ご褒美つきでした。残念ながら、あと0.1秒、届かないメンバーがいました(^^)。本日も充実の練習会でした。
KPS運営事務局カナコ
コーチとともにKPSを立ち上げ。選手に特化した練習会として活動中。2024年4月から運営7年目。在籍人数100人超。体験参加150人。指導はコーチ、マネジメントは事務局の両輪体制で万全な運営を継続中。
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