通常、水泳マスターズ選手は、スポーツクラブのマスターズクラスで練習するか、一人で区民プールなどで練習するか、どちらかではないかと思います。
スポーツクラブのマスターズクラスの場合は、いろいろな課題があるようです。
・参加者の自己判断で参加するため、メンバーの泳力にばらつきがある
・メニューが毎回同じで新鮮味がない
・人数が多くてゴール付近で人が停滞してしまい、ゴールタッチまで泳げない
・100m単位で泳げない
・ダッシュや飛び込みなどのレースを想定した練習ができない
1人で区民プールなどで練習する場合も、悩みがあるようです。
・いろいろな泳力の人がまぜこぜなので、自分のペースで泳げない
・ダッシュ練習ができない
・50m、100m単位での繰り返し練習がやりにくい
・一人なのでモチベーションが続かない
・どんな練習をしたらよいのかわからない
一方、水泳マスターズ選手として必要な練習は、次のようなものがあります。
・基礎的な泳力の底上げとして、量を泳ぐ
・レースを想定したダッシュの練習
・レース本番と同じ距離のダッシュの練習として50mダッシュ、100mダッシュ
・飛び込み、ターンといったスキルの練習
これらの練習を効果的に行おうと思うと、どうしても、レーンを借りて集中したトレーニングが必要となります。しかし、一人でレーンを借りるには、コストがかかり非効率になるのが現状です。
そこで、多くのマスターズ選手は、自分に合う練習チームを探していることが多いのです。また、マスターズの大会に出場するためには、チームに所属していることが必要で、自分でチームを作るか、既存のチームに参加する必要があります。大会に出場しているチームには、レース出場のためのチームもあります。レース出場のためのチームと、練習チームが同じケースもあります。レース出場のためのチームと、練習チームが異なる人も多くいます。